10月 15, 2010
抜釘術
前十字靭帯再建術が一年経ったから、スネに刺さってた釘を抜いてきた。
手術は入院翌日の朝。
硬膜外麻酔って意識があるままでやるというから、前回より余計緊張する。
予備知識で、海老状態になって背中に注射するのは分かってる。
問題は骨を刺すことだ。怖い。とにかく怖い。
再建術は骨に穴を開けると聞いててもどうってことはないが、
意識があるままで骨を刺すというからビビリまくった。っと。
刺してみたら、注射より軽いじゃないか?
確かに、普通の注射針より細いものを使うと聞いた。
が、やっばり怖かった。
もう、ここを乗り越えたらあとは楽しみモード全開。
必死に首を曲げて関節鏡のモニタを覗くわ。
後ろの麻酔医と学生さんの会話を耳を立てて聞くわ。
麻酔医:麻酔が効いた後は見所ないから、ご飯行ってていいよ。
学生さん:せっかくだからもうちょっと見たいです。
見所がなくてごめんなさい。
予備知識では麻酔医が寝させないように
必死で話しかけてくるそうだが、
麻酔医:寝る薬あるけど使いますか?
寝てろというのか、いっさい話しかけてこない。
そしてなんやかんや1時間半くらいで手術終了。
執刀医:尿の管を刺しますか?
何だ?今回はやたらと選択肢が多い。
刺すのは嫌だし、抜くときあのなんとも言えない感覚がもっと嫌だ。
丁重にお断りしたら、なんと衆人環視の中で強制放尿された。
しかも点滴を受けた分が目安らしく、分量まで強制排泄。
知ってたら管を選ぶわ。
そして、一年間共に頑張ってくれた釘二本とご対面。